構想力の問われる展開に 図は35手目▲6五歩まで。いち早く腰掛け銀に構えた佐々木大七段は▲6五歩と位取りに出ました。後手の腰掛け銀を阻んでいます。以下指し手が進んで下図の47手目▲7八玉まで進んでいます。相掛かりは定跡が進んで先鋭化された形とそうではない形があります。本局は後者で、知識よりも構想力が問われています。 (考える伊藤匠五段)