2021年10月の記事

2021年10月29日 (金)

16時55分頃、検分が開始されました。

Dsc_0145(17時開始予定でしたが、両対局者・関係者が揃ったので、5分ほど早く始められました)

Dsc_0156(豊島竜王)

Dsc_0151(駒の感触を確かめる藤井三冠)

検分は問題なく数分で終了して、両対局者はABEMAのインタビューに応じました。

Dsc_0187(インタビューを受ける豊島竜王)

Dsc_0197(藤井三冠)

豊島将之竜王に藤井聡太三冠(王位・叡王・棋聖)が挑む第34期竜王戦七番勝負。第1局・第2局と藤井三冠が連勝で、第3局を迎えた。豊島竜王が勝って反撃の狼煙を上げるか、藤井三冠が怒涛の3連勝か。
第3局は10月30・31日(土・日)福島県いわき市「雨情の宿 新つた」で行われます。対局開始は9時で、持ち時間は各8時間。第3局の先手番は藤井三冠です。

立会人は屋敷伸之九段、読売新聞解説は佐々木慎七段、記録係は田中大貴三段(北島忠雄七段門下)が務めます。読売新聞観戦記を執筆するのは藤井奈々女流初段。

Dsc_0139(15時30分頃、対局者・関係者一行は対局場の「新つた」に到着しました)


本局の中継は、棋譜コメント入力が文、ブログを吟が担当します。よろしくお願いいたします。

【主催=読売新聞社】
https://www.yomiuri.co.jp/igoshougi/ryuoh/
【特別協賛=野村ホールディングス株式会社】
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【協賛=東急グループ】
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【協賛=株式会社UACJ】
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【協賛=旭化成ホームズ株式会社】
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2021年10月23日 (土)

藤井三冠

藤井三冠

藤井三冠

豊島竜王

豊島竜王

豊島竜王

感想戦

二王門


以上で第34期竜王戦七番勝負第2局の中継を終了いたします。次戦、第3局は10月30、31日(土、日)に福島県いわき市「雨情の宿 新つた」で行われますのでお楽しみに。本日はご観戦ありがとうございました。

終局直後
(終局直後の様子)

藤井聡太三冠

■勝った藤井聡太三冠へのインタビュー

── 本局を振り返って。
藤井 △7四銀(26手目)~△6五銀と出ていった銀が働くかどうかがポイントだと思っていました。そのあと△7六歩(36手目)~△3四歩と突いて、少し銀が安定する形になったので主張のある形になったかなと。

── 1日目の封じ手の時点は?
藤井 激しい展開で分からなかったのですが、うまく玉頭から攻め込む形にできれば、とは思っていました。ただ、そのあとこちらも竜を作られる形になったので、最後まで際どいところが多いと思っていました。

── どの辺りで勝ちと判断されましたか?
藤井 △5七桂成(64手目)から攻め込んでいって、最後こちらの玉が詰まない形なので、その辺りでいけるかなと思いました。

── 開幕2連勝になりました。第3局に向けての意気込みを。
藤井 第3局がすぐにありますので、あまりスコアは意識せず、いい状態で臨めればと思います。

豊島将之竜王

■敗れた豊島将之竜王へのインタビュー

── 本局を振り返って。
豊島 ▲7五歩(31手目)に△7四歩と突き返されて長考しているようでは、よくなかったと思います。もう少し前に考えないといけませんでした。そのあと端を取り込んだのですが、逆用される形なので結構厳しいと思っていました。

── ▲6六角(19手目)~▲7五角の順について。
豊島 後手の飛車を安定させない狙いで、やってみたい順ではあったのですが、結果的にかなりまずい将棋になったので、準備不足だったと思います。

── 1日目の封じ手の時点は?
豊島 攻め込まれて結構きついのかなと思っていました。△7三桂(46手目)の局面でうまく頑張る順があればと思ったのですが。

── 連敗スタートになりました。次戦に向けて。
豊島 本局は一方的な内容になってしまったので、まずは内容をよくできるようにしたいと思います。

Ryuou202110220101_70七番勝負第2局は、藤井聡三冠の勝ちとなりました。終局時刻は17時10分。消費時間は▲豊島7時間32分、△藤井聡6時間52分(持ち時間各8時間)。第3局は10月30・31日(土・日)、福島県いわき市「雨情の宿 新つた」で行われます。

△7七歩成

16時23分、藤井三冠は11分の考慮で△7七歩成を指しました。控室では「決めにいった」と言われており、先述の通り、▲7七同金なら△5七桂成で先手玉を寄せきれそうです。豊島竜王は残り1時間を切りました。

淡路九段
(立会人の淡路九段は、和服に着替え直して控室に戻った)

△9九成桂

時刻は15時30分を回りました。図の60手目△9九成桂はソッポの動きですが、後手は銀1枚を補充したことで、次に△5七桂成の寄せを狙っています。

例えば△9九成桂に▲8三とだと、以下△7七歩成▲同金△5七桂成▲同角△同飛成▲同玉△5六香▲4六玉△3五銀▲4五玉△7七角成(変化図)で先手玉は逃げ場がなくなります。

いよいよ局面は終盤戦。残り時間は▲豊島竜王1時間51分、△藤井三冠1時間30分です。

変化図

藤井三冠

宸殿
(対局室の宸殿)

岩
(宸殿内部の庭にある「ハートを抱いたイルカ」に見える岩)

Img_3002(14時50分、現地大盤解説会に立会人の淡路九段が登壇。服部四段とのダブル解説だ)

Img_3021(立会人の役割について将棋ファンたちに解説したあと、現局面について触れた)

時刻は15時を回り、それぞれの控室に午後のおやつが用意されました。おやつは、豊島竜王が和菓子の「紅葉」「栗の子」とグレープフルーツジュース、藤井三冠はオレンジジュースとアイスティーでした。

紅葉、栗の子
(豊島竜王のおやつ)

ドリンク2種
(藤井三冠のおやつ)

読売新聞オンラインの棋譜速報ページでは、現地で行われている大盤解説会のライブ中継が始まりました。

【大盤解説会ライブ中継 - 読売新聞オンライン】
https://www.yomiuri.co.jp/igoshougi/ryuoh/20211020-OYT8T50048/

大盤解説のライブ中継はYouTubeでも見ることができます。

【読売新聞オンライン動画 - YouTube】
https://www.youtube.com/watch?v=C4fK2vDqrcg

大盤解説会