2021年7月21日 (水)

北浜健介八段が来館

17時過ぎ、本局の読売新聞観戦記の解説を担当する北浜健介八段が関西将棋会館に来館しました。

Ryuou20210721010149 「図の▲1六歩の局面は形勢は難解だと思いますが、振り飛車側を持って怖い局面でもあります。ここで△4八角成か△2七歩かですが、△4八角成だと形勢が一気に傾きそうです。一例として△4八角成は、▲3三成銀△同金▲5五角△4三飛▲3三角成△同飛に▲4八飛で馬を取られて駒損になる変化があります。図から△2七歩▲同飛を入れておけば、最後の▲4八飛がありません。このような変化があるなか、振り飛車がどう持ちこたえるかというのが現局面での印象です」(北浜八段)

久保九段は22分の考慮で△2七歩を選択。ここで両対局者の消費時間が3時間9分で並びました。

Photo_52 (本局の読売新聞観戦記解説を担当する北浜健介八段)