間もなく封じ手 時刻は17時30分を回り、封じ手の時刻が近づいてきました。現在の手番は豊島竜王。このまま封じ手となるでしょうか。 (井上九段はモニターを見て変化手順を示す) (佐々木勇七段も検討に参加した)
食レポ 両対局者の選んだ1日目の午後のおやつが、関係者の控室に運ばれました。食レポをしたのは、ABEMAに出演後の飯塚七段と貞升女流初段です。(豊島竜王が頼んだオクラスイーツを食する飯塚七段)「これ、オクラですか。オクラとは思わなかったですね。どら焼きのような風味で、とてもおいしいです」(飯塚七段) (羽生九段の注文したイチゴタルトは貞升女流初段が)「タルトなので底はサクサク、上はしっとりとしていておいしいです。イチゴはとても甘いですね」(貞升女流初段)
1日目16時30分頃の局面 午後の緩やかな流れから、少しずつ手が進み始めました。羽生九段は角を上がって△3八角成を見せました。この4手前に羽生九段は1時間30分を超える長考は、この局面を想定してのものだったのでしょうか。先手は▲2一飛成が見えますが、△3一金と当て返されるのが気になるところで、以下▲2三竜は△3八飛成▲同金△同角成(変化図)で2枚換えとなります。 (昨日、第33期竜王戦を記念して作られた砂像の前で記念撮影) (反対側には両者の顔が)
1日目午後のおやつ 15時、両対局者の控室に午後のおやつが出された。豊島竜王は「オクラスイーツ」と黒酢ソーダジュース、羽生が苺(イチゴ)タルトとホットの薩摩紅茶。オクラスイーツはどらやきで、指宿特産のオクラを生地にたっぷり練り込んであります。 (豊島竜王のおやつ) (オクラを使ったオクラスイーツ) (羽生九段のおやつ)
1日目昼食メニュー 昼食のメニューは豊島竜王が寿司(タイ、カンパチ、奄美まぐろトロ、ミズイカ、とり貝、エビ、ウナギ、キビナゴ、かっぱ巻き、イクラ軍艦巻き)、羽生九段が黒豚カツカレー(サラダ、福神漬けつき)です。豊島竜王の注文した寿司は新鮮な地元の海の幸をふんだんに使用し、米も鹿児島県産の「ミルキークイーン」で握っています。羽生九段の注文した黒豚カツカレーは、黒毛和牛をベースにして、地元の豚と10種類以上のスパイスを使った人気のカレーです。 (調理を担当した町頭勝晴・和食調理部副部長)