豊島竜王が△6五桂と仕掛けました。羽生九段は銀を逃げずに▲2四歩と応じ、早くも激しい攻め合いです。
△6五桂の局面は前例が4局あり、▲8八銀や▲6六銀、▲2四歩が指されています。▲2四歩は直近の前例で、今年2月の順位戦C級1組▲宮田敦史七段ー△西尾明七段戦で指されました(結果は先手勝ち)。
▲6六銀は2018年10月9日、つまりちょうど2年前の竜王戦4組昇級者決定戦▲高見泰地叡王ー△遠山雄亮六段戦で指されました。以下△8六歩から飛車を7六に回り込み……。
▲5四同歩に△5六歩が狙いですが、後手玉の真上に歩が伸びつつ先手の角の利きも通るので、形勢は何ともいえません。実戦は遠山六段が制しました。
開始日時:2018/10/09 00:00:00
終了日時:2018/10/09 20:33:00
先手:高見泰地叡王
後手:遠山雄亮六段
▲7六歩 △8四歩 ▲6八銀 △3四歩 ▲7七銀 △8五歩
▲2六歩 △7四歩 ▲2五歩 △7三桂 ▲7八金 △3三角
▲5六歩 △6四歩 ▲7九角 △6五桂 ▲6六銀 △8六歩
▲同 歩 △同 飛 ▲8八歩 △7六飛 ▲2四歩 △同 歩
▲4六角 △6二銀 ▲5五歩 △8六歩 ▲6九玉 △5四歩
▲同 歩 △5六歩 ▲6五銀 △同 歩 ▲7七歩 △7五飛
▲4八銀 △8七歩成 ▲同 歩 △8八歩 ▲5三歩成 △8九歩成
▲4三と △8五桂 ▲6三桂 △同 銀 ▲3三と △同 桂
▲8四角 △4二玉 ▲7五角 △同 歩 ▲8二飛 △5二金左
▲5三歩 △6二金寄 ▲8五飛成 △6六歩 ▲7五竜 △8八と
▲同 金 △6七歩成 ▲6八歩 △5七桂 ▲同 銀 △同歩成
▲6七歩 △6八歩 ▲7九玉 △6七と ▲5九桂 △6六銀
▲7六竜 △7八歩 ▲8九玉 △7九銀 ▲8六歩 △5四角
まで78手で後手の勝ち