終局直後、主催紙によるインタビューが行われました。
【羽生九段の談話】
――本局を振り返っていかがでしょうか。
羽生「序盤から見通しが立たない感じの将棋と思って指していました。難しいというか、形勢判断がつきかねる感じで進んでいたと思います」
――どのあたりでペースをつかんだと思いましたか。
羽生「香を取って、飛車取りの催促をする形になったところはよくなかったのではないかと思います」
――三番勝負は丸山九段の先勝でしたが、どのように修正しましたか。
羽生「一手ずつ丁寧に指していこうと思っていました」
――挑戦権を獲得になります。2年前に挑戦されたタイトル100期がかかっています。
羽生「そういう舞台で指せることは非常にありがたいことだと思っていますので、充実させて開幕を迎えられたらと思います」
――豊島竜王との七番勝負です。抱負はいかがでしょうか。
羽生「終わったばかりでまだ何も考えていませんが、これからしっかりとコンディションを整えたいと思います」
――七番勝負の始まる前の9月27日に誕生日で50歳になります。
羽生「特別意識していたことはありませんが、よかったなと思います」
【丸山九段の談話】
――本局を振り返っていかがでしょうか。
丸山「4筋で歩交換したのはつまらなかったかと思いましたが、そのあともしょうがなかったと思いましたけど、その辺から方向性がおかしくなってしまったかと思いました」
――三番勝負は先勝したわけですが。
丸山「三番勝負ですが、一局一局が勝負ですから」
(書き起こし=銀杏)