13日昼前には指宿市山川福元にある鹿児島県指定天然記念物の「伏目海岸の池田火砕流堆積物と噴気帯」を訪れました。温泉の香りが漂い、爆発するように吹き上げる水蒸気はダイナミックです。周囲を包み込むほどの水蒸気に佐々木七段&斎藤四段は大興奮。雄叫びをあげながら噴気帯を体全体で味わう姿は、まるで「5歳児」です。豊島竜王・名人は保護者のように見守ります。
お昼は唐船峡で指宿名物の流しそうめんを堪能。「渓谷は冷えるので、このジャンパーは手放せません」と豊島・竜王名人。旅先ではときに指宿市職員に間違えられつつも、溶岩台地を歩き、「お好み焼きバーガー」の差し入れなどもいただきました。
豊島竜王・名人はNBAのバスケットボール観戦が趣味。そして、高校時代はバスケ部だった佐々木七段。無口とおしゃべり、静と動と、性格は対照的な二人ですが、気は合う様子。道中では「スリーポイントシュートが変えた最新の攻撃・守備戦術」「センター、ガードなどポジション概念の変容」など、高度なバスケ談義に花を咲かせていました。
(写真、記:読売新聞・吉田)