(踏み止まった木村九段。タイに戻し、第3局に望みをつないだ)
【木村九段の談話】
――本局を振り返ってください。
木村 難しくて分かりませんでした。玉がちょっと不安定な格好をしているので。
――控室では「終盤は押されている」という評判でした。
木村 ああ、そうですか。まあ、ちょっとよく分からなかったですね。
――よくなったのは?
木村 飛車を出たあたりですかね。詰めろになったので、ちょっとよいかなと。
――1勝1敗のタイになりました。第3局の意気込みをお願いします。
木村 一生懸命指したいと思います。
――お疲れさまでした。一局を振り返ってください。
豊島 難しかったと思うんですけど、ちょっと途中で間違えてしまったのかなと思います。
――間違えたのはどのあたり?
豊島 ▲4六歩と取ったところで、▲7四桂と決めておいて。まあそれでも、もしかしたらまずいのかもしれないけど、そのほうがアヤがあったような気がします。その前にちょっと間違えているのかもしれません。すぐにはわからないですね。
――第3局の抱負をお願いします。
豊島 気持ちを切り替えて、頑張りたいと思います。