歩損で手を稼ぐ 図は13時40分頃の局面。▲3五歩は△同歩ならば▲2四歩△同歩▲同飛で7四歩を目標に動く狙いがあります。△3五同飛には▲3七桂が狙いと思われます。次に▲4五歩で後手の飛車を狭くする狙いがあって、先手、先手で駒組みを進めることができそうです。ただ、1歩損には違いないので、先手だけが得をするという変化ではありません。▲3五歩までの消費時間は▲近藤1時間29分、△梶浦1時間14分。13時55分頃、実戦はここから△3五同飛▲3七桂と進んでいます。 近藤六段は歩損の代償に手を稼ぐ構想を見せた。