18時からは前夜祭が鹿島神宮の向かいにある「新仲家」で開催されました。
(川辺隆司・読売新聞東京本社 水戸支局長による主催者挨拶)
「将棋界最高位のタイトル戦である竜王戦、その第3局を鹿嶋市で開催できることを、主催者として心よりうれしく思います。日本屈指の名社である鹿島神宮での対局は、鹿島神宮竜王戦実行委員会(鹿島神宮/エムアイカード/トランスミッション/鹿嶋市観光協会)の皆さまのご尽力で実現しました。御礼申し上げます。羽生善治竜王はタイトル通算100期が懸かる防衛戦です。一方、挑戦者の広瀬章人八段は、実績や今期の好調ぶりを見ても、羽生竜王の偉業をそう簡単に許すとは思えません。第3局も熱戦を期待しています」
(日本将棋連盟より、森内俊之・専務理事の挨拶)
「鹿島神宮は大変おごそかな場所です。このような由緒ある場所で、竜王戦という最高棋戦の対局が行われることに感謝しております。関係者の皆さまに厚く御礼申し上げます。第1局、第2局とハイレベルな応酬が繰り広げられ、ファンの皆さまから大きな反響をいただいております。対局者のお二人におかれましては、第3局もこれまでどおり盤上に没頭して、素晴らしい棋譜を作り上げていただきたいと思います。本局は大盤解説会のほか、インターネットでも中継されます。ファンの皆さまにお楽しみいただいて、また、本局を通じて鹿島神宮の魅力が全国に発信されることを願っております」
(白砂裕文・三越伊勢丹グループ・エムアイカード 執行役員 法人営業部部長は鹿島神宮カードを片手に挨拶)
「私ども三越伊勢丹グループは、2011年頃から『This is JAPAN.』というメッセージを掲げまして、日本の伝統文化・美意識が生み出す価値を、新しい価値につくりかえてお客さまにご提供する取り組みを推進しています。(同グループの)エムアイカードもご縁がありまして、昨年1月に鹿島神宮さまと提携カードの発行に至りました。カードの年会費と使っていただいたポイントは鹿島神宮さまに寄付され、1700年以上続く式年大祭、御船祭(みふねまつり)の斎行、文化財の保護継承などに使われます。いうなれば持続的な社会貢献の新しい仕組みを持ったクレジットカードです。このカードがきっかけになり、『This is JAPAN.』を象徴する将棋界の発展も願い、実行委員会として竜王戦開催に応募させていただきました。鹿島神宮対局の成功に向け、引き続きお力添えをお願いいたします」
(歌手でもある相川七瀬・かしま大使による開催地歓迎挨拶)
「かしま大使を務めさせていただいております、相川七瀬です。鹿島の神様は、勝負の神様です。そして竜とも縁が深いと聞いております。明日からの竜王戦第3局では、神様もきっと舞い降りてくると思います。素晴らしい戦いになることを心から御祈願申し上げます」
(鹿島神宮 鹿島則良宮司が乾杯の音頭を取る)
「第3局は素晴らしい対局を期待しております。全国の皆さまには、茨城県にぜひ注目していただきたいと思います。それでは明日の健闘を願いまして、乾杯したいと思います。乾杯!」