2018年11月1日の記事

2018年11月 1日 (木)

Huuzite1(広瀬八段が立会人の中村修九段に封じ手を渡す)Huuzite3 (一礼して1日目が終了)

封じ手予想

中村修九段「後手は先手に▲2四歩と伸ばされる前になにか動きたいですよね。その手段は(1)△9五歩、(2)△8六歩、(3)△7五歩、(4)△3三桂……このあたりのどれかだとは思います。って、4つも挙げるなんて、そんな予想はないか(苦笑)。けど、現局面は難しすぎますね。その4つから絞るのが大変です」

飯塚七段「(1)△9五歩がまず考えられます。以下▲同歩△8六歩▲同歩△7五歩▲同歩△8四飛として、次の△6四桂を狙って。または(2)△3三桂と跳ねて、次の△4五桂を狙う手段もあるでしょう。いずれにしても、後手が攻めの手を繰り出すのではと予想します」

西尾六段「一本は(1)△8六歩でしょうか。以下▲同歩△7五歩と歩をぶつけて攻めていくか、▲8六同歩に△3三桂と跳ね、次の△4五桂を狙うか。先手に歩を渡すことは気にせず、突き捨てて攻め合いの方針を取るのではないでしょうか。受けを重視するならば歩は渡さず、単に(2)△3三桂と跳ねる手もあるかもしれません」

以上で本日の中継は終了となります。ご観戦いただきまして、ありがとうございました。明日の熱戦もお楽しみに。

41_2 直前に広瀬八段が△6五歩と攻めましたが、羽生竜王は手抜きで▲2五桂(第1図)と跳ねます。以下△2二銀▲6五歩△2四歩▲6四歩△2五歩▲同歩△7二桂▲3七角(第2図)と進行しました。49「▲2五桂は羽生さんの強烈なカウンターでしたね。次に黙って▲2四歩と伸ばされると、後手は嫌な格好になります」と、控室の中村修九段。ただし、形勢は難解で考えどころと見られており、1日目はこれ以上、一気に進行することはないという声もあります。

Photo_51(御神木「杉」)

Photo_54(高さ約40メートルに及ぶ杉で、樹齢は約1,300年)

Photo_52(中央の柵の中には鏡石が設置されている。ただし、どういった目的で設置されているのかは不明とのこと)

Photo_53(300メートルを超える奥参道。森林浴が楽しめる)

本局の対局場となった鹿島神宮(かしまじんぐう)は、紀元前660年、神武天皇元年の創建と伝えられます。武道の神様である「武甕槌大神(たけみかづちのおおかみ)」が祀られており、竜王戦は今回が初開催となります。

Kasima4(1634年、徳川頼房公が奉納したこの門は、日本三大楼門の一つに数えられる)
Kasima1(拝殿)Kasima2 (拝殿の奥には幣殿、石の間、本殿と続く。こちらは1619年に徳川秀忠公が奉納したと伝えられ、昨日、羽生竜王と広瀬八段が祈祷を行った)

Kasima3_2 (屋根の上にある×の形状のものは千木『ちぎ』と呼ばれ、神様と交信するためのもの。なお、先端が尖っているのは男性の神様を意味する)

15時になり、両対局者に午後のおやつが出されました。おやつは羽生竜王が鹿島立最中と緑茶、広瀬八段が極 マスカット大福と紅茶です。Photo_49 (羽生竜王注文の鹿島立最中と緑茶)

Photo_50 (広瀬八段は極 マスカット大福と紅茶を注文)

13時59分、1時間39分の長考の末、広瀬八段が△6五歩と先攻しました。40

控室の中村修九段は▲6八飛の受けには△5九角のような強襲があるかもしれないと話しています。以下▲6九飛には△7七角成▲同金に△6六歩や△5八銀のような順で攻めていってどうか。7七銀が消えると一気に薄さが目立ってくるため、先手は慎重になる必要がある局面のようです。

Tyakusyu1(広瀬八段は長考の末に先攻した)

13時30分、対局が再開されました。

Photo_42(広瀬八段は13時25分に戻ってきた)Photo_43(席に戻ると、少しの間うつむく)

Saikai4(羽生竜王は13時28分に対局室に)

Photo_44(羽生竜王の眼光は鋭い)

Saikai5 (1日目午後の戦いが始まった)