10時30分頃、局面は図のように進みました。封じ手△7六同銀から▲7七金△同銀成▲同銀△6五歩▲7六銀打△6六銀▲5六金で現在の局面となります。後手は角桂と金の交換で駒損を招いていますが、相手を歩切れに追い込んでいます。
「▲5六金は受けの手です。先手が受けきるのは難しそうだといいましたが、かといって、いますぐ攻め合いを目指すのは、先手玉が不安定で反動が厳しすぎます。まずは受けに回って、どこかでチャンスを待って反撃を目指すということになろうかと思います」(桐山九段)
後手が攻めをつなげることができるのか、先手が受けきって反撃に転じることができるのか、局面は勝負どころを迎えているといえそうです。
2018年10月24日 (水)