既報の通り、先日、豊島棋聖が誕生したことで、将棋界は8大タイトルを8人の棋士が1冠ずつ持ち合う形になりました。二冠以上の棋士がいない、この状態は実に31年ぶりの出来事です。
世代別に見てみると40代が2人(羽生善治竜王、久保利明王将)、30代が3人(佐藤天彦名人、中村太地王座、渡辺明棋王)、20代が3人(高見泰地叡王、菅井竜也王位、豊島将之棋聖)と3世代ほぼ均等に分かれており、今後のタイトル争いがどうなるか、ますます目が離せません。
一方、今期の竜王戦決勝トーナメントは広瀬章人八段(1組優勝)、久保利明王将(1組4位)、三浦弘行九段(2組優勝)がベスト4に進出。本局のふたりを含めて40代3人、30代ひとり、20代ひとりが勝ち残っており、40代のベテラン勢が奮闘しています。
果たして羽生竜王の挑戦者は誰になるのか、今後の対局も『竜王戦中継サイト』でお楽しみください。