2018年7月の記事
2018年7月31日 (火)
終局直後
広瀬八段が挑戦者決定三番勝負に進出
図の局面で久保王将が投了。終局時刻は22時16分。消費時間は▲久保4時間59分、△広瀬4時間49分。
勝った広瀬八段は挑戦者決定三番勝負に進出です。深浦九段と、羽生竜王への挑戦権を争います。
大詰め
久保王将の残り時間は5分
我慢の応酬から、久保王将が攻める
▲2六銀の受けに、広瀬八段は△4六角▲同歩△3七銀を見送り、△2四歩と穴熊が弱体化するのを承知で桂にヒモをつけました。久保王将も▲5五歩と角道を遮り、手を渡します。
ここから△9三角▲4三金△6三飛▲3二歩△4一金▲4四金△5六歩と進みました。
先手は3二の歩を利かしましたが、後手は角を攻め、飛車を三段目に働かせて受けに使うことができました。そして、最後の△5六歩でと金攻めが着実です。
先手は受けが難しいので、久保王将は穴熊に襲いかかります。△5六歩に▲2五銀△同歩▲3四桂△3二金▲2二桂成△同金▲3三歩。
桂を食いちぎり、その桂で穴熊の銀をはがして、▲3三歩とプレッシャーをかけました。△3三同桂は▲3四歩、放置すれば▲3一銀と食いつきます。先手は△5七歩成を間に合わせないように追い込まないといけません。
広瀬八段が手を止める
図は△3六歩に▲2六銀と受けたところ。後手は歩切れを解消し、角のラインとあわせて3筋を攻めているので、調子よく見えるところです。穴熊の強みを生かして、△4六角▲同歩△3七銀から決まれば明快ですが、はたして。
広瀬八段が▲2六銀に手を止めて、20時30分に約30分が経過しました。残り時間は50分ほどです。久保王将は33分。
鬼辛抱
夕食休憩時の特別対局室
夕食休憩
18時、久保王将が17分使って夕食休憩に入りました。消費時間は▲久保3時間44分、△広瀬3時間6分。夕食の注文は、広瀬八段がうな重、赤だし(ふじもと)、久保王将が親子丼上(ほそ島や)。対局は18時40分に再開されます。
(親子丼上)
(うな重)