2018年6月の記事
2018年6月25日 (月)
両対局者の竜王戦戦績
対局再開の一手
対局再開
昼食休憩
アマチュア竜王戦
6月23・24日(土・日)に第31回アマチュア竜王戦全国大会が行われ、栃木県代表の桐山隆さんが22年ぶり3度目の優勝を果たしました。当日は森内俊之・日本将棋連盟専務理事や羽生善治竜王が対局の様子を見守りました。上位入賞者は来期竜王戦の参加資格を得ます。
【第31期アマチュア竜王戦 速報】
https://www.shogi.or.jp/event/2018/06/31_14.html
都成竜馬五段
藤井聡太七段
戦型は相居飛車に
戦型は相居飛車、雁木模様の駒組みに進んでいます。18手目までの局面の前例は6局あり、都成五段は先手を持って経験ある形です(第31期竜王戦6組ランキング戦、▲都成五段-△高野智史四段戦、先手勝ち)。そのときは▲3六歩から駒組みを進めましたが、本譜は▲5八金と上がりました。
しばらく進んで、▲7九玉で前例を離れました。1局あった前例では▲4六歩△6四歩▲4七銀△6三銀▲3八飛△5四歩▲3五歩と進んで歩がぶつかってます(2018年5月、第31期竜王戦4組ランキング戦決勝、▲増田康宏六段-△三枚堂達也六段戦、先手勝ち)。ここからは未知の戦いとなります。
7七にいた角を5九に引いた局面です。棋士室を訪れた宮本広志五段は、先手が次に何を指すか難しい、と話しています。ここから、△8六歩には▲8六同歩と応じられます。以下、(1)△8五歩は▲同歩に△同桂が角に当たらず、(2)△8六同角▲同角△同飛は▲5九角の1手が無駄になりますが、手損の代わりに駒を持つことができます。






昼食休憩後、藤井聡七段は形にとらわれずに△3三金と上がりました。棋士室の村田智弘六段は、▲6五歩と突いて▲4四角を狙う筋を示しており、4四の歩にヒモをつけて備えます。






上図の局面で、昼食休憩に入りました。ここまでの消費時間は▲都成1時間9分、△藤井聡30分。昼食の注文は藤井七段がイレブンのサービスランチ(ハンバーグ&エビフライの盛り合わせ)、都成五段がやまがそばの親子丼セット。対局再開は12時40分です。










