指宿(いぶすき)は難読地名のひとつ。前夜祭では、羽生棋聖が「子どものころに地図を見ていて、読み方の難しい地名のひとつが指宿」と触れていました。地名の由来は、湯が豊かな宿という意味の「湯富宿(ゆぶしゅく)」から転じたといわれます。また、かつて天智天皇が「近くに宿がある」と指差したことから指宿と呼ばれるようになった、という説もあります。
池田湖は、指宿市の西方に位置する直径約3.5キロメートルのカルデラ湖。九州最大の湖です。湖中には、陥没後に生じた水面下約40メートルのところに頂点を持つ湖底火山丘があり、世界でも珍しいものになっています。市の天然記念物に指定されている大うなぎが生息し、謎の巨大水棲生物「イッシー」の目撃情報も。湖畔は四季折々の花で彩られますが、現在は1月に見ごろを迎える菜の花が咲く前で、緑色の葉が一面に広がっていました。