対局が行われている前橋市は群馬県の県庁所在地。人口は約33万8千人(2017年10月末現在)で、県内では高崎市に次いで2番目。商業都市として栄える高崎市に対して、前橋市は行政や教育、文化に力を入れる文教都市として存在感を放っています。
群馬県の県庁をどこに置くか決める際の条件として、医学校と師範学校があることが挙げられており、前橋がその条件を満たしたため県庁所在地となった経緯があるそうです。市内にある群馬大学は、当時の師範学校を前身としており、文教都市前橋を象徴する存在。また、スポーツの名門して知られる前橋育英高等学校などもあります。産業では畜産が盛んで、特に豚肉の生産量は全国でもトップクラスです。
群馬県庁昭和庁舎。
群馬県庁舎は前橋城址に建てられています。隣には昭和3年(1928年)から平成11年(1999年)まで利用されていた旧庁舎(昭和庁舎)が残されており、現在もイベント会場や会議室などとして活用されています。昭和初期の洋風建造物である昭和庁舎は、観光スポットとしても人気です。
群馬会館。
昭和庁舎の向かいあるのが群馬会館。昭和5年(1930年)に公会堂として建設されたもので、館内には歴史のある洋食店「群馬會舘食堂」があります。本局の対局者の昼食はこちらからデリバリーしてもらっています。