2017年11月4日の記事

2017年11月 4日 (土)

Img_0130 18時4分、羽生棋聖が封じ手用紙を持って別室へ。渡辺竜王が待っている。

Img_0134 封じ手を終えた羽生棋聖から封筒を受け取り、封緘の署名を書き加える。

Img_0140 羽生棋聖が再度確認し、封じ手は立会人の藤井九段に手渡された。

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Img_0148 対局1日目が終了した。

【封じ手予想】

Img_0119 封じ手予想は検討陣が全員一致で▲4三歩を予想。しかし、「それじゃあ面白くないから、▲4三歩はぼくで、あとの人は違う手をあげなさい」と藤井九段。それを受けて、岩根女流三段が▲5三歩成、阿久津八段が▲2二角成、千葉六段が▲2六飛を挙げてくれた。

48時刻は16時50分を回り、前橋の街が夕闇に包まれた頃に渡辺竜王が決断の一手を着手しました。図の△5七銀はいくつか予想されていた手のうち、最も直接的で激しくなりやすい手段です。控室では、黙って△5四同歩でも後手の模様がいいと見ていたため、△5七銀が着手されると大きなどよめきが上がりました。
△5七銀までの消費時間は▲羽生3時間1分、△渡辺3時間27分。

Img_0118 対局室のある臨江閣本館は夕闇に包まれている。

Img_9950 現在の群馬県庁脇に、前橋城跡がある。もともとは、前橋城が県庁舎として使われていたそうだ。

Img_9968 前橋城跡の碑。

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Img_9975_2 県庁舎の周囲には土塁が残されている。

対局が行われている前橋市は群馬県の県庁所在地。人口は約33万8千人(2017年10月末現在)で、県内では高崎市に次いで2番目。商業都市として栄える高崎市に対して、前橋市は行政や教育、文化に力を入れる文教都市として存在感を放っています。
群馬県の県庁をどこに置くか決める際の条件として、医学校と師範学校があることが挙げられており、前橋がその条件を満たしたため県庁所在地となった経緯があるそうです。市内にある群馬大学は、当時の師範学校を前身としており、文教都市前橋を象徴する存在。また、スポーツの名門して知られる前橋育英高等学校などもあります。産業では畜産が盛んで、特に豚肉の生産量は全国でもトップクラスです。

Img_9960 群馬県庁。

Img_9961 群馬県庁昭和庁舎。

群馬県庁舎は前橋城址に建てられています。隣には昭和3年(1928年)から平成11年(1999年)まで利用されていた旧庁舎(昭和庁舎)が残されており、現在もイベント会場や会議室などとして活用されています。昭和初期の洋風建造物である昭和庁舎は、観光スポットとしても人気です。

Img_9957 群馬会館。

昭和庁舎の向かいあるのが群馬会館。昭和5年(1930年)に公会堂として建設されたもので、館内には歴史のある洋食店「群馬會舘食堂」があります。本局の対局者の昼食はこちらからデリバリーしてもらっています。




15時を回り、対局者におやつが運ばれました。羽生棋聖は「ほうじ茶」と「和菓子」、渡辺竜王は「クラシックショコラケーキ」と「コーヒー」です。

Img_0105 ほうじ茶(前橋鳥山海苔店)と和菓子(銘菓・糸ぐるま他=青柳本店)

Img_0111クラシックショコラケーキ(ジーフェイスカフェ)

Img_0074臨江閣の向かいにある「るなぱあく」は、前橋市が所有する遊園地で正式名称は「前橋市中央児童遊園」。「にっぽんいちなつかしいゆうえんち」をコンセプトに、入園無料、大型遊具の1回50円と格安でサービスを提供している。

Img_0072 「るなぱあく」の一角で、将棋初心者向けのイベント「るなぱDE将棋」が開催されている。現地にいる棋士も飛び入りで出演が予定されているとのことだ。

Img_0089 こちらは「ヤマダ電機こども将棋大会」の模様。熱い戦いが終わったところだ。

Img_0096 藤井九段が成績上位者を表彰。上級の部3位は女の子だった。

Img_0101 表彰式に続いて、藤井九段と岩根忍女流三段による特別講演「竜王アカデミーin群馬」が開催されている。

Img_0100 将棋の礼儀作法などについて語られていた。