長考の玉寄り 16時20分になろうかという頃、長考していた松尾八段の手が盤上に伸び、5八にいた玉が6八に動きました。この玉寄りには、(1)△8八歩の筋を防ぐ、(2)2八飛が2五に出たときに△4六飛▲同歩△3六角の王手飛車取りのラインに入ってしまうのをあらかじめかわすといった意味があります。この▲6八玉は52分の考慮。松尾八段の残り時間は1時間47分になりました。 (松尾八段。慎重に時間を使っている)