2017年7月の記事
2017年7月27日 (木)
将棋の夏
将棋会館2階の道場は大盛況。夏休みに入り、たくさんの子どもたちで賑わっていました。
【東京・将棋会館道場のご案内】
https://www.shogi.or.jp/dojo/outline/
また、あさっての29日(土)~31日(月)には第51回東急将棋まつりが開催されます。毎年恒例の行事となっており、今回は羽生三冠、佐藤天彦名人、加藤一二三九段を始めとした豪華棋士が出演予定。入場料は無料となっております。詳細は下記リンクをご参照ください。
【第51回東急百貨店将棋まつりのご案内】
https://www.shogi.or.jp/event/2017/06/51_5.html
意欲的な指し回し
対局再開
昼食休憩時の特別対局室
昼食休憩
戦型は中飛車
久保王将はエース戦法である中飛車を採用しました。図は11時頃の局面。▲6五歩といきなり突いたところですが、この手で公式戦の前例を離れています。その前例で同じく先手を持って指していたのが久保王将。今月12日に行われた第76期順位戦A級2回戦、行方尚史八段との将棋では、▲6五歩に代えて▲6七銀でした(結果は久保勝ち)。久保王将が早くも工夫を見せています。
▲5六銀と上がった手に対して△8六歩と突いた局面がA図。▲8六同歩は△同飛で後手の飛車がさばけるので、いきおい▲1四歩と取り込みました。それに対して△2五桂と逃げる手も考えられましたが、松尾八段の指し手は△8七歩成。駒の損得より速度で敵陣突破を目指しました。
15時から将棋プレミアムの実況解説が始まりました。解説を務めている勝又清和六段は、B図で(1)▲1三歩成(2)▲4五歩の変化について解説しており、どちらの手に対しても△7八とが有力と見ています。まだ中盤戦が始まったばかりかと思いましたが、一気に終盤戦へとなだれ込みそうです。


さらに3手進んだ局面がB図。ほとんど一本道の手順ですが、▲1五歩の端攻めが見えているだけに、序盤からのっぴきならない展開となりました。


















