2016年12月 6日 (火)

1日目夕食会(1)

検分後に夕食会が開かれました。

A314 (荒井秀一・読売新聞東京本社甲府支局長)

甲府支局の支局長をやっています荒井と申します。第29期竜王戦の第6局が昨年に続きまして、ここ甲府で開かれることをたいへんうれしく思っております。常磐ホテルさんには第24期以来、毎年竜王戦の会場を引き受けていただきながら、最初の4局は流局となってしまい、昨年5年目にして初めて対局が実現いたしました。初めての開催にもかかわらず、素晴らしい環境とおもてなしでスムーズに対局を行うことができました。ありがとうございました。最初に対局が予定された第24期は、今回と同じ、渡辺竜王と丸山九段の顔合わせでした。常磐ホテルでの渡辺-丸山戦は、6年越しの実現となりますので、どんなドラマが生まれるのか、楽しみにしております。

本日は公務ご多忙の中、樋口甲府市長が駆けつけてくださいました。甲府市さまは今後、将棋を活用したまちづくりを目指しているとお聞きしております。ぜひこの機会に、将棋を一緒に盛り上げていただければと思っております。この第6局は中村修九段、深浦康市九段という2人の実力者を立会人に迎えて明日から始まります。最高の舞台で、最高の対局者による最高の戦いが見られるものと期待しております。

A330 (樋口雄一・甲府市長)

皆さんこんばんは。甲府市長の樋口と申します。よろしくお願いをいたします。今回は第29期竜王戦七番勝負第6局の関係者食事会にお招きいただきまして、誠にありがとうございます。明日、明後日と、将棋界最高峰のタイトルに位置づけられております竜王戦が甲府の地にて今年も開催されますことを、心から歓迎し、感謝申し上げ、お慶び申し上げるとともに、読売新聞社をはじめ、日本将棋連盟の皆さま方など、多くの方々のご尽力により開催されますことに、心から敬意と感謝の意を表する次第でございます。本当にありがとうございます。

渡辺明竜王に丸山忠久九段が挑戦する今期の竜王戦はどのような展開になるのか、全国の将棋ファンが注目してやまない対局でございます。将棋界を牽引するお二人に、ここ甲府の地で歴史的な名勝負を繰り広げられることを、大いに期待しているところでございます。

さて、本市では、来る平成31年、甲府開府500年の歴史的節目を迎えることになります。武田信玄公のお父さま、武田信虎公がこの甲府の武田神社のところに居を構えたのが、1519年のことでございまして、3年後の2019年に開府500年を迎えるということになります。将来にわたり成長を続けていく、新たな一歩を踏み出そうとしているところでございます。結びに本局の開催にあたり、ご尽力賜りました関係各位に深く感謝を申し上げますとともに、この甲府対局が将棋ファンの記憶に残る素晴らしい対局になりますことを祈念申し上げまして、あいさつとさせていただきます。

A343 (中村修九段が乾杯の音頭をとり、夕食会が始まった)

こんばんは。日本将棋連盟の中村と申します。この竜王戦もいよいよ第6局ということで、本当に盛り上がってまいりました。対局者の2人がストレスなく、普段の将棋が指せるように、見守りたいと思っております。読売新聞社さま、甲府市長さま、ありがとうございます。それでは、明日の対局が素晴らしい将棋になりますように、乾杯をさせていただきます。