2016年12月7日の記事

2016年12月 7日 (水)

52図は1日目終了時の局面。深浦九段は▲7三角が封じ手と予想しています。以下は深浦九段のコメントです。


◆深浦九段のコメント◆
丸山さんの△6五歩(38手目)が機敏でした。△5七桂成(44手目)もすごい踏み込みでしたね。攻めの手法として桂成りはあるのですが、成立する条件はそのときどきで違いますから。一方、渡辺さんも△6五歩(46手目)に▲2四桂と攻め合いました。受けに回る手もありそうでしたが、渡辺さんの棋風に合わなかったのだと思います。

封じ手の直前に▲2四歩(51手目)△同銀が入ったことで、後手玉は側面からの攻めに弱くなりましたから、先手は飛車を取れば速い攻めになりそうです。それを踏まえて、封じ手は▲7三角と予想します。以下△6一飛には▲7二銀でどうか。先手は△3九角と打たれたときに、攻めの速度で負けてはまずいですから、相当に忙しい局面といえます。1日目の指し手の早さから考えて、丸山さんのほうが自信を持って指しているのではないでしょうか。

A866 (渡辺竜王の封じ手記入を待つ丸山九段)

A867 (渡辺竜王が封じ手を書き終え、席に戻る)

A869 (互いに封筒にサインを入れて)

A878 (渡辺竜王が中村修九段に封じ手を預ける)

A888 (1日目の対局が終了した)

511時間5分の長考で48手目△6六歩が指され、「先手が次の手を封じそう」という声もありましたが、そこからわずかな時間で▲3二桂成△同玉▲2四歩と進みました。18時まであと20分ほど。どこで封じ手になるのか、まったく予想できない状況です。


63ss中村修九段がニコ生に電話出演し、西尾六段と局面について検討しました。図(左)から△6六歩▲3二桂成△同玉▲4五桂△3九角▲3三桂成△同桂▲2四歩△2八角成▲2三歩成△同玉▲4一角△3二銀▲2四歩△同玉▲3二角成で変化図(右)。後手玉は怖い形ですが、△3九馬から△5七馬と迫る筋があり、先手玉も同じように怖いところです。「▲3二角成の変化は、先手が少し足りないでしょうか。個人的には後手を持ってみたいです。いずれにしても、今日はここから数手で封じ手になるのではないでしょうか」と中村修九段。

A824 (電話出演中の中村修九段)

A829クリスマスフェスタ2016について説明する中村修九段)

4716時26分、渡辺竜王は銀取りを手抜いて▲2四桂(図)! 一足飛びで後手陣の3二金にかみつきました。局面は終盤戦といっても過言ではありません。


A848 (棋士と関係者が継ぎ盤に集まり、検討を進める)

A837 (16時45分ごろのモニター映像)

15時30分ごろ、控室では中村修九段が封じ手の準備を進めていました。封筒の署名をどう書くか、常磐ホテルに展示されている封じ手用紙と封筒を見て参考にしたようです。

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15時、対局室におやつが運ばれました。渡辺竜王はモンブラン、ホットコーヒー。丸山九段は「くろ玉」、「山家焼」、アイスココアです。モンブランは甲府市街にある「早川ベーカリー」のもの。常磐ホテルと同じ昭和4年創業の老舗です。自家製マロングラッセをフランス栗のペーストで包んでいます。

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3813時47分、丸山九段は△6五歩と仕掛け、以下▲同歩に△同銀と進めました。非常にシンプルな攻めですが、後手はどうやって手をつなげていくのか。今後の進行に注目です。


A444 (検討する深浦九段、その様子を見守る中村修九段)

A375 (13時28分、渡辺竜王が対局室へ)

A391 (その1分後に丸山九段)

A401 (再開前にヒーター位置の最終調整が行われた)

A407 (両者が席に着き、対局再開)

A426 (手番の渡辺竜王は悩ましそうな表情を見せ、すぐには指さない)

A433 (丸山九段は相手の着手をじっと待つ)