千田五段はコンピュータ将棋に本局を読ませています。コンピュータ将棋を研究に利用する棋士は増えていますが、千田五段はその代表格といえます。昔の棋譜(羽生谷川戦や大山升田戦)をコンピュータに調べさせたりもしたとのこと。
「2014年ごろから並べる棋譜(人間同士の棋譜とコンピュータ同士の棋譜)の比率は逆転して、現在はコンピュータ将棋の棋譜だけを並べています。公式戦の棋譜は並べることがなくなり、現地観戦がほどんどになりました。公式戦で成果が出ているかどうかはさておき、自分の感覚が変わってきているのは確かです」(千田五段)