強情な手 図から△4二銀▲5五銀と進みました。△4二銀と引いて収めようとした後手に対して、▲5五銀と力でこじ開けにいった先手。この2手は対照的でした。玉飛接近形を解消せずに▲5五銀は強情な手です。 ただ、▲5五銀の評判はあまり芳しくありません。 「糸谷さんは『じっとしていてもよくならない』と悲観している可能性はあります。21手目▲4五銀で後手の対処が難しいと思っていたはずが、24手目△3三銀から△6二金が思った以上にいい対応だった、と」(真田七段) (16時50分ごろのモニター映像)