図は15時過ぎの局面。先手が▲4六角と引いたタイミングで、後手から角交換。以下▲4六同歩△6四銀と進んで図の局面です。微妙に異なる互いの陣形がどう影響するのか。まもなく中盤の難所に入りそうです。ここまでの消費時間は▲永瀬2時間2分、△渡辺1時間35分。
「確かに指し手が難しい局面ですね。後手の番なら△5五歩と押さえてから△7五歩が狙いになるので、先手はそれにどう対応するか。▲6五歩と突きたいですが、△5三銀と引かれて△3九角が残りますね。馬を作らせるというのもあるのかもしれませんが」(15時頃、下見を兼ねて控室を訪れた塚田泰明九段)
2015年8月11日 (火)