2015年7月 1日 (水)

▲永瀬-△斎藤 戦型は相掛かり

Nasa_16_5

▲永瀬-△斎藤戦は相掛かりになりました。後手は歩交換をせずに△8三銀から△7四銀(図)と銀を繰り出しています。非常にめずらしい趣向で、女流棋戦を含めても前例は3局しかありません。斎藤六段は先手で経験があります。

対して永瀬六段は図で▲7七金を指しました。△8六歩や△6五銀~△7六銀を受けたもので、力強い金上がりです。▲7七金では▲7七角と上がり、△6五銀には▲2六飛で歩を守る指し方も考えられました。


A091 (初手▲2六歩)

A098 (2手目△8四歩)

A101 (相掛かりの序盤戦。後手の趣向で力戦調の将棋になった)