封じ手開封 定刻の9時、谷川九段が「封じ手を開封いたします」と言って立ち上がる。糸谷七段の隣に座り、2通の封筒にはさみを入れた。紙を広げて両対局者に見せ、「封じ手は▲3六歩です」と告げる。糸谷七段は何度も封じ手用紙を見て確認してから、封じ手を着手した。谷川九段の「それでは定刻になっておりますので、対局を開始してください」という合図で両者一礼。対局2日目が始まった。