こんにちは、関西中継記者の潤です。現在挑戦者決定三番勝負第2局は中盤の勝負所を迎えていますが、関西将棋会館でも本局が検討されています。その様子を少しばかりですが紹介させていただきます。
図は50手目、糸谷六段が△5四銀と上がったところ。この手では△6四銀と桂頭を守りながら四段目に立つ手もありそうでしたが、「それは▲2四歩△同歩▲同角△同金▲同飛△2二歩▲3二金△同飛▲4四飛が6四の銀取りになるので指しにくかったのでしょう」と稲葉陽七段が解説して下さいました。
△5四銀以下▲2四歩△同歩▲4八銀としたのが14時45分頃の局面。棋士室では「△2二飛くらいかな」と言われています。ただその後特別対局室の映るモニターを見ると、両対局者の姿はありませんでした。
(棋士室で中継サイトを見ながら口答で検討する(右から順に)小林裕士七段、船江恒平五段 、稲葉陽七段、宮本広志四段。稲葉七段と船江五段は17時から開始される本局の大盤解説会で、解説役を務める)
(潤)