46手目△2四同歩の後、▲4五桂△4四銀▲4六角△5一角▲2五歩△同歩と進みました。
この▲4六角△5一角の打ち合いは部分的に前例があり、その代表局のひとつに第4期(1991年)竜王戦七番勝負第5局▲谷川浩司竜王-△森下卓六段(肩書は当時)があります。
参考図の▲5九角がその局面で、以下△4三金右▲6五銀右△同銀▲同銀△5五角▲7七銀と進んで先手が勝ちました。
本局では糸谷六段が▲2五歩△同歩と2筋を攻める展開を選んでいます。
(控室のモニターで進行を見守る大石直嗣六段と山崎隆之八段。2人は糸谷六段と同じ森信雄七段門下である)