2014年8月の記事
2014年8月 1日 (金)
▲糸谷-△行方戦 感想戦
糸谷六段が挑戦者決定戦に進出
▲糸谷-△行方戦は21時3分、107手で糸谷六段が勝ちました。消費時間は▲糸谷3時間49分、△行方4時間42分(持ち時間、各5時間)。挑戦者決定三番勝負は羽生名人-糸谷六段のカードになりました。
▲羽生-△郷田戦 感想戦(2)
▲羽生-△郷田戦 感想戦(1)
羽生名人が挑戦者決定戦に進出
▲羽生-△郷田戦は20時21分、71手で羽生名人の勝ちとなりました。消費時間は▲羽生3時間25分、△郷田4時間37分。勝った羽生名人が挑戦者決定戦進出を決め、▲糸谷-△行方戦の勝者と対戦します。
▲糸谷-△行方戦 異なる形勢判断
△8七歩に▲7七玉と逃げた局面。東京の控室は△8八銀▲8七玉△8九銀不成で先手自信がないと話されている。一方、関西の棋士室では同じ変化で先手よしの判断。微差とみるべきなのだろうか。実際の対局者の判断が気になるところだ。
▲羽生-△郷田戦 2枚換えの変化あり
郷田九段は夕休明けから△5五同飛▲4六歩△7四歩(図)と進めた。対して先手には2つの有力な変化がある。まず(1)▲4七馬。以下△5六角▲4八銀で馬を消す代わりに4五銀取りを残す順。もうひとつは(2)▲8三馬。以下△5六角▲4五歩△8三角▲4四歩△同金▲4六銀△5一飛▲3七桂(参考図)は角と銀桂の2枚換えにして、右側の銀桂を活用する順。検討陣は(1)▲4七馬がよいかと話していたが、羽生名人の選択は(2)▲8三馬だった。
追記:羽生名人は▲8三馬△5六角に▲6一馬と変化した。後手は5六角と4五銀の駒取りが残っている。
関西棋士室の検討の様子
(18時過ぎ、検討を行う関西棋士室)
(竹内雄悟四段は壁際で検討を眺めていた)
(星野良生四段)
(稲葉陽七段)
(豊島将之七段。王座戦の挑戦者に決まったばかりだ)
(潤)