2014年8月の記事

2014年8月15日 (金)

午前中は「しょうちゃん教室」で使われていた4階の多目的ルームで、このあと17時から大盤解説会が行われます。16時30分の開場と同時に、多くのお客さんが来場しています。

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時刻は16時を回りました。52手目△2五同歩以下、▲2三歩△同金▲7五銀と進んでいます。

控室でも継ぎ盤を使用した検討が始まりした。▲7五銀以下、△8六歩▲同歩△4五銀右▲同銀△同銀と進めて、そこで▲5五角や▲2四歩とする順が調べられています。形勢はまだ互角との見解です。

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(平藤眞吾七段も控室に姿を見せた)

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(写真右の室田伊緒女流初段は、この後、大盤解説会の聞き手を務める)

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46手目△2四同歩の後、▲4五桂△4四銀▲4六角△5一角▲2五歩△同歩と進みました。

この▲4六角△5一角の打ち合いは部分的に前例があり、その代表局のひとつに第4期(1991年)竜王戦七番勝負第5局▲谷川浩司竜王-△森下卓六段(肩書は当時)があります。

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参考図の▲5九角がその局面で、以下△4三金右▲6五銀右△同銀▲同銀△5五角▲7七銀と進んで先手が勝ちました。

本局では糸谷六段が▲2五歩△同歩と2筋を攻める展開を選んでいます。

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(控室のモニターで進行を見守る大石直嗣六段と山崎隆之八段。2人は糸谷六段と同じ森信雄七段門下である)

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(香川愛生女流王将は「今日はスイーツ担当の代理で」とレモンケーキの差し入れを持参)

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43手目▲4五歩の後、△同歩▲2四歩△同歩と進みました。ここで棋士室の検討陣は(1)▲4五桂と(2)▲3五歩を候補に挙げています。

(1)▲4五桂なら△4四銀▲2三歩△同金▲4六角、(2)▲3五歩なら△4四銀▲1五歩△同歩▲1三歩△同香▲2四飛が進行の一例として考えられます。

関西将棋会館3階にある「棋士室」。ここはプロ棋士や奨励会員たちによる練習将棋や、対局の検討などが行われる部屋です(関係者以外は立入禁止)。

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(写真手前では豊島七段と大石六段による練習将棋が行われている)

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(モニター前で進行を見守る船江五段と観戦記担当の池田将之さん)

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(星野良生四段や脇謙二八段も検討に加わっている)

13時になり対局が再開しました。

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(12時57分、先に糸谷六段が対局室に戻った)

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(対局再開の合図を聞いて、すぐに▲6六銀を着手)

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(そしてすぐに席を外す)

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(その4分後に羽生名人が戻ってきた)

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