局面は後手が勝利に近づいていると見られています。▲7八同飛に△6七銀が早い寄せのようです。後手玉は▲4三竜としても△5三歩でまだ大丈夫です。
2013年11月の記事
2013年11月22日 (金)
夜の瀬戸大橋
「後手が残してそう」
詰まない変化
17時50分頃、渡辺竜王は▲1二竜と王手をかけました。
この手では、▲6四歩(参考1図)も検討されていました。
△6四同馬▲1二竜△2二銀▲2一銀△4三玉▲2二竜△6七歩成▲同金△6六歩▲3三桂成△同銀▲3二銀不成△5四玉▲5五香△同金▲3三竜△6七歩成▲4三銀打△6三玉▲5二銀不成△同玉(参考2図)が公開検討会での検討手順。
参考2図は後手玉に詰みなし、とのことです。本譜の▲1二竜が優ると見られています。両者とも残り時間は1時間を切っています。特に渡辺竜王の残り時間は20分ほどです。
勝負どころ
渡辺竜王が40分以上考えています。控え室では▲5七金が検討されていましたが、「逃げるようでは苦しそう」と言われていました。現在は▲6一銀△2一金に▲同龍と切って寄せがあるか検討されていますが、まだ結論は出ていません。
小林健二九段は「この2~3手が勝負を分けそうです」とモニターを見ながら話していました。
17時頃の公開検討会
大盤解説会に谷川浩司九段が出演
盛り上がる公開検討会
まもなく16時
(まもなく16時。日がだいぶ落ちてきた)
(瀬戸大橋の手前に見える白く細長いものは「瀬戸大橋タワー」。四国側のふもとにあり、回転する展望台が地面からゆっくりと上がり、瀬戸大橋を高いところから眺めることができる。昨日掲載した4月の写真は瀬戸大橋タワーから撮影したもの)
(瀬戸大橋タワー。2013年4月撮影)