両対局者が退場したあとに、第2局の見どころ紹介が行われた。続いて詰将棋の出題コーナー。森下九段、中川八段の両人が出した詰将棋に、参加者は頭を悩ませていた。最後にお楽しみ抽選会。両対局者の揮毫が入った竜王戦特製扇子がプレゼントされた。
(見どころ紹介から脱線? 富良野の魅力を熱く語る大内九段)■中座真七段
第1局は両者とも時間をいっぱいに使いまして、どちらが勝つか分からない非常に盛り上がった将棋でした。
第2局の戦型ですが、今回は渡辺さんの先手番ということで調べてみたところ、森内さんとの対局で先手番だと圧倒的に勝っているんですね、11勝4敗、8連勝中だったと思います。ですので渡辺さんは非常に自信を持っていると思いますし、森内さんにとってはもう負けたくないというところなので、練りに練った作戦を採ってくるんじゃないでしょうか。
両者とも居飛車党ですので、相居飛車の将棋になるかと思います。渡辺さんは先手番で角換わりをよく指していますので、これが本命かなと。そして対抗で矢倉です。
森内さんは最近相手の作戦についていく、堂々と受けて立つという指し方が多いので、渡辺さんが矢倉で来れば矢倉。角換わりで来れば角換わりということになると思います。
■お開き
日本将棋連盟富良野支部支部長 鈴木茂喜様
(書き起こし=烏、写真=文)