上図は11時頃の局面。△2七歩▲2九歩と進みました。
実は、25手目の局面は5月30日の竜王戦6組ランキング戦決勝千日手指し直し局▲石田直裕四段-△金井五段戦でも指された形。その将棋の進行は△2六歩▲2八歩です。
歩の打ち場所が異なるだけですが、局面はどう違うのでしょうか。
例えば、2六歩・2八歩型よりも、2七歩・2九歩型の方が先手玉の逃げ道を狭めているという利点があります(4八玉~3九玉~2九玉がないから)。ただ、△2七歩成▲同歩から2八に打ち込む筋がなくなったのはデメリットです。
この細かい違いがどう出るか。早くも序盤から緊張感が漂っています。
(写真は対局開始後の金井五段)