華麗な捨て桂 図は21時20分頃、△4六桂と持ち駒の桂を打った局面。▲同銀とただで取られますが、そこで△4八金が厳しい継続手で先手玉は寄り形となります。またここで▲5三金△同金▲4二飛△5二銀▲4六飛成と金を犠牲に王手で桂を抜く手も検討されましたが、以下△7六金(参考図)が厳しく、▲同銀は△同桂で先手玉は寄り筋、また▲5七玉と逃げるのも△7七金で、▲同銀には△4八銀以下詰みがあります。棋士室では、「華麗な捨て桂ですね」という声が上がりました。 (潤)