図は▲４六角と渡辺竜王が角を据えた局面。好位置に角を打って丸山陣をにらみ倒すつもりだろうか。▲６四角の飛び出しを受けるのか、△７六銀と突入するのか。丸山九段の手はしばし止まっている。

【Twitter解説】
「これはもう今日は手が当たりません(笑)。仮に△６三金なら▲２四歩△同歩▲同角△３三歩▲２三歩として、攻めをつなげるということでしょうか。△６三金ではなく△６二飛でも、よく分かりません」
（飯島七段）

ここから先は対局室。関係者以外は立ち入り禁止。

テラスから見た控え室の検討風景。少し外に出ると芯から冷えてきた。

徐々に陽が落ちてきて暗くなってきた。

△８六歩で渡辺竜王の手が止まっている。大盤解説会場では中村修九段と先崎学八段が▲８六同歩△８五歩の継ぎ歩攻めを解説。

15時13分、丸山九段が長考の末に△８六歩を着手した。

丸山九段トレードマークの扇子だが、「海外から５～６本まとめて買ってきた」と話していた。また「傷んできたものが多く、使用できそうな扇子は残り２本」とも語っていた。

渡辺竜王はチョコレートケーキとホットコーヒーを注文。

丸山九段はバナナとマンゴーを注文。15時ちょうどに対局室へ運ばれた。

2009年３月、国宝に指定された合掌土偶。八戸市で出土された。

両対局者にも昨日、記念品として贈られた。

八戸市ホームページ

14時から現地大盤解説会がスタート。トップバッターは立会人の中村修九段。

本局に使用されているのは秀峰作清安書の盛上げ駒。杢が美しい一品。

検分時に手に取って駒を見る先崎学八段。

「７寸はないと思うけど６寸はあるな」と鈴木大介八段。
盤、駒ともに八戸パークホテル所蔵のもの。

ときおり頭を抱えるような仕草もみせた。

アイスティーをグラスに注ぐ。