2011年9月12日 (月)

前例を離れる

2011091234_2

【34手目棋譜コメントより】
控室を訪れた田中四段は、モニターを見て「前例はすべて△7七角成でしたね。でも、△6五同歩は有力手だと聞いています」と話し、対局室に戻っていった。ありがたい情報に感謝。田中四段の指摘通り、前例3局は△7七角成だった。
角をさばくめどが立ったので、次に飛車をさばきたい。▲7四歩が有力。以下△同歩▲5四銀△同銀▲7四飛△4五銀▲7一飛成と進めば、飛金両取りで4一金の弱点を突ける。両者、うつむいて考えている。実戦例があり、棋書で紹介されていた展開なので、両者想定通りの進行だろう。どちらの読みや研究が上回っているのか。