3階の棋士室でも本局の検討が行われている。
継盤を囲むのは対局を終えた淡路仁茂九段、牧野光則四段や奨励会員たちだ。
久保二冠側(先手)を1人の奨励会員が、丸山九段側(後手)を奨励会員と淡路九段、牧野四段が持っている。
「淡路先生は昔から久保さん側に座りませんね。久保さん側を悲観的に見ることで、勝ったときの喜びが倍増しているのではないかと(棋譜コメントより)」と語るのは控室の畠山七段。
しかし、変化を進めていくと先手良しになってしまうことがあり、「淡路先生、実は久保先生の応援をしてるんとちゃいますか」と突っ込まれて一同が盛り上がる場面も。
ご存知のように、淡路九段は久保の師匠である。
(自身の対局を終えた後に弟子の対局を見届ける淡路九段)
(夜から棋士室を訪れた牧野四段)
(若葉)