2010年12月 2日 (木)

長期戦の様相

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「この後、どういう狙いなのか分からないなぁ。▲7七銀~▲6六銀とすると、△7六飛が金取りです。▲6九玉は攻め駒に近づくし…」と阿久津七段。

「こうなると、3八金はあまり意味がないなぁ」と田中九段。このような進行になると、3八金が守っている3七や4七の地点を、羽生が攻める気配はまったくしない。ただ、▲4八金と寄せても、先手陣はあまり堅くならないという。

BS中継解説の杉本七段が控え室へ「次に▲7七金!と上がるんですかね。次に▲6六歩~▲6七銀とゆっくりゆっくり指すのですが」。

「▲6八銀は基本ですね。さあここですね、羽生名人は。△7三桂は局面を窮屈にさせると見ている節がありますね。あくまで待機、もう1手指させたい気もします。△5二金でしょうか」(阿部八段)

(55手目棋譜コメントより)

(烏)