2010年12月14日の記事

2010年12月14日 (火)

Ryuou2010121462

渡辺竜王が△4三金引とした局面だが、互いに手待ちが
難しいと見られている。角を持ちあっている局面でスキを
見せれば、打ち込みから角成りといつでも馬を作られる。
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立会人の桐山九段とNHK衛星放送の解説を務める
鈴木八段。

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(吟)

Ryuou2010121458

先手の羽生名人が▲4五歩と仕掛け、渡辺竜王が
△4三金右と上がった局面。先手の2七の飛車の位置
が、やや違和感を覚えるが、このポジションで仕掛けた
方が得と見たのだろう。先手の攻め、後手が受け止めて
カウンターを狙う展開がはっきりした。

チャット解説より
「2七飛型で仕掛けましたが、この飛車の位置のメリットと
デメリットを教えてください」(野月浩貴七段)
「メリットは2六に比べて当たりが弱いです。将来的に4四
角と飛車取りに打たれてからの、8筋からの継ぎ歩攻めが
厳しいです。2七飛型のデメリットは▲3五歩が突きにくい
点です。具体的には▲4五歩△同歩▲3五歩と行くと、△3
六角で馬を作られて失敗します」(阿久津主税七段)
15時10分頃、消費時間は▲羽生2時間44分△渡辺1時間55分。

(吟)

Ryuou2010121450

14時30分頃の局面。先手が飛車の上下運動で、後手は
5二へいる金の繰り替えで千日手模様となっている。千日
手は先手が悔しいと見れば▲4五歩と仕掛けることになる
のだろうが…。先手は互いの陣形を見比べて、もっとも条
件のよい形で仕掛けていきたいところだ。後手とすれば形
を乱さずに先手の仕掛けを待ちたい。

(吟)

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1日目から集まった熱心なファンの方のために木村
八段による解説会が始まった。身振り手振りでサー
ビス精神旺盛な木村調の解説。「形勢ともかくじゃな
いですよ、プロ棋士ならば先手を持ちたいと言う人が
多いと思います。ただ具体的にどうするのか?と聞か
れると難しいと思います」

(吟)

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渡辺竜王が注文した、どんぶり御膳(飛騨牛丼、絵胡麻豆腐、季節野菜の焚き合わせ、香の物、赤出汁)。

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羽生名人が注文した洋食ランチ(飛騨牛入りハンバーグステーキ、コーンスープ、フレッシュサラダ、パン、ホットレモンティ)。

(吟)