2010年10月の記事
2010年10月27日 (水)
9時20分頃の控え室
封じ手開封
一日目の指し手再現
二日目、対局再開直前
羽生名人、入室
渡辺竜王、入室
封じ手は▲1三桂成
本日の棋譜解説チャットは飯島栄治七段
二日目の棋譜解説チャットを担当するのは、今月22日に竜王戦1組昇級を果たし、七段に昇段した飯島七段。
「おはようございます。竜王戦2日目の解説をさせていただく飯島です。よろしくお願いします。対局は矢倉の最新型になり、挑戦者羽生名人の攻勢で戦いが始まっています。 封じ手の予想ですが、私は▲6四銀を予想します。△同歩▲1三桂成△同桂▲1四歩と進むのかと思います。昨日の所司七段の解説にもありましたが、▲6四銀△同歩▲3五飛△2四銀▲1一角の順は選ばないのではないかと思います。
このまま先手が攻めをつなげるか、または後手が先手の攻めを止める形に持ち込むのか、午前中から目が離せない攻防になるのではないかと思います。楽しみな戦いが始まります。現段階では私は先手の羽生名人の攻めが続く形になると思います。羽生名人の攻めに渡辺竜王がどのような応手で切り返すのか、それがポイントになるのではないかと思います。
(先手側を持ってみたいですか、の問いに)はい。攻めの手段も多いですし、ある程度手順が一直線になっている変化が多いので、後手が先手玉に対して反撃する形になる手順が少ないのではと思います」
(文)

























8時51分に渡辺竜王が入室、続いて羽生名人が入室しました。駒を並べた後、門倉三段の読み上げによって1日目の指し手が再現されました。62手目△2六銀成まで再現した後、立会人の島朗九段が封じ手を開封しました。羽生名人の封じ手は▲1三桂成。大方の予想は、角を取る▲6四銀でしたので、少々意外な手です。記録係の門倉啓太三段は▲1三桂成を予想していたそうです。


