一日目は相矢倉の戦いから、羽生名人の新しいアイディアが出て渡辺竜王に対応を問う展開となった。果たして羽生名人の新手は、渡辺竜王の予想の範疇だったのか。封じ手の局面は「先手持ち」との見解が多いが、現時点では、はっきりした形勢はまだ決まっていない。
二日目はいよいよ本格的な攻防へと移っていく。予想されるのは、羽生名人が攻め、渡辺竜王が受ける展開。主導権を握った羽生名人がそのまま押し切るのか、それとも渡辺竜王がうまく受けて逆にペースをつかむか。午前中から力のこもった戦いになるのは必至だ。
二日目はあす27日、9時より対局開始。棋譜解説チャットは所司七段から飯島七段へとバトンタッチする。
(文)