2009年11月の記事

2009年11月24日 (火)

第22期竜王戦第4局はNHKBS2で中継が行われます。
解説は高橋道雄九段、聞き手は藤田綾女流初段、司会は板倉卓人アナウンサーです。
放送予定は以下の通りです。
11月25日 9~10時、18時~18時30分
11月26日 9~10時、18時~18時55分、速報20時50分~21時

「出だしは▲7六歩△3四歩▲2六歩でほぼ間違いないと思います。森内さんはいろいろな戦形を指すので予想は難しいですが、本命は△3二金から一手損角換わり。他にはゴキゲン中飛車や、挑戦者決定戦で用いた四間飛車の可能性もあるとみています。森内さんが2手目△8四歩と指せば矢倉になるでしょうが、その可能性は低いと思います」(日浦市郎七段)

「普通に考えれば矢倉か角換わりが濃厚かと思います。しかし追い込まれた森内九段が、流れを変えるべく後手番でも動きやすい積極的な戦法を選択する可能性もあると見ます。横歩取り8五飛戦法、もしくはゴキゲン中飛車を予想します」(佐藤和俊五段)

「森内九段のゴキゲン中飛車と予想します」(澤田真吾四段)

(烏)

「渡辺竜王の初手は▲7六歩でしょう。第2局は△3四歩だったんですよね。△8四歩なら相矢倉、△3四歩ならまだ居飛車か振り飛車か分からない。わからない。森内九段が居飛車か振り飛車かどうかだけ予想します。うーん…ハイ!森内九段は振り飛車をやらない。相居飛車と予想します」(桐山清澄九段)

「▲7六歩△3四歩▲2六歩までは進むと思います。そこで森内さんがどう指すかが問題ですが、私は挑戦者決定三番勝負第2局で用いた四間飛車。金銀の厚みで圧迫した良いイメージを持っている、この作戦を採用するでしょう」(脇謙二八段)

(烏)

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「先ほど高山本線に乗って水明館に到着したのですが、窓から景色を眺めるにつれて5年前のことを思い出し、とても懐かしく思いました。私はそのときに敗れて、結果的に竜王を失冠しました。中部地方の対局を制したものが七番勝負を制するとも盛んに言われていますので、ここまで三連敗で厳しいスタートになりましたが、巻き返しに転じられるように頑張りたいと思います。短い滞在になりますが、よろしくお願い致します。」(森内俊之九段)

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「水明館での対局は5年ぶりになるのですが、そのとき挑戦者として初めて竜王戦のシリーズに出場しました。自分にとっても思い出深い場所です。先ほど対局室の下見をさせていただいたときに、当時のことを思って非常に懐かしく思いました。下呂温泉は日本三大名泉のひとつとうかがっておりますので、2日間とてもリラックスした気持ちで臨めそうです。一生懸命に指して、竜王戦の舞台にふさわしい棋譜を残したいと思っております。明日、明後日ともよろしくお願い致します。」(渡辺明竜王)

前夜祭は18時30分から行われました。関係者中心で50人ほど、テーブル席のパーティーでした。

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(「水明館」の女将、若女将からの花束贈呈)

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(壇上に関係者がせいぞろい。左から指導棋士の中山則男六段、衛星第2放送の聞き手藤田綾女流初段、主催紙読売新聞の解説脇八段、渡辺竜王、森内九段、立会人桐山九段、記録係船江恒平三段、読売新聞観戦記のLPSA所属藤田麻衣子女流1級)

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(乾杯!)


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(検分は18時から。対局室は「水明館」の青嵐荘「夕顔の間」)

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(森内九段が先に入室した)

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(立会人は桐山清澄九段(右)、新聞解説は脇謙二八段(左))

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(渡辺竜王は18時ぴったりに対局室に)

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(盤駒、座布団、照明など特に問題はなく、検分は5分ほどで終了した)

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(東京からの関係者は昼過ぎの「のぞみ113号」で東京駅を出発)

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(車窓からきれいに見える富士山)

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(名古屋駅で関西組の立会人の桐山清澄九段、脇謙二八段、記録の船江恒平三段らと合流。「ひだ13号」に乗り換え、高山本線で下呂温泉へ向かった)

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(17時前に「水明館」に到着。まずは記念撮影)