自宅解説者たちの見解 大野七段「私は先手を持ちたいですね。ここ数手の渡辺竜王の指し回しが見ものです」 安用寺六段「△2二玉だったらまずいかな。以下▲3九飛△3八歩▲2九飛で△2七桂じゃつらいので△3三銀として危ないか」 遠山四段「渡辺竜王は容易ならざると見ていると思います。森内九段は 自信があるのでしょう」 実戦は図から△8六歩▲同歩△2五角と進みました。
現地の大盤解説会が始まりました 14時より渉成園内の「閬風亭」(ろうふうてい)で谷川九段による大盤解説会が行われています。 (▲4五歩△同歩▲3五歩△4四銀に▲3四歩と取り込んだ変化を解説している谷川九段) (1日目だが、20人ほどのファンが来場されている) (凛)
阿部八段の解説 「ここで△4三銀は▲2五桂で次に▲1三歩△同香▲同桂成の攻めがあります。▲2五桂で▲4五銀は△同銀▲同桂△2二銀で先手の攻めが切れてしまいますが。なので図からは△4三金が最善手になります。以下▲2二歩△3四金▲2一歩成△同玉▲4四角成△同金▲4五銀△同銀▲3三銀△3七馬▲4四銀不成(参考図)が最近課題の局面です。最後の▲4四銀不成は大事な一手で▲4四銀成では△5五馬があります。この参考図からの次の一手が難しいですね。渡辺竜王の研究手が出るでしょう。変化の一例をいうと、△5四金は▲3九飛△3八歩▲2九飛の揺さぶりがあります。」 (凛)