先手・渡辺、初手76歩 中村太地四段の振り駒で、歩が四枚。渡辺竜王の先手となった。 開始から、約1分の沈黙。徐に、渡辺竜王の手が77にある歩に手をかけ、ひとつ前に駒を進める。初手は76歩だ。 そして、それに呼応するように、後手・羽生名人は、34歩と角道を開ける。検討陣の予想した中の一つ、「一手損角換わり」となりそうだ。