対局開始 12時57分頃、両対局者は盤の前に座っていた。羽生名人は、お盆の上に乗っている飲み物やコップを配置し直したりしていた。木村八段は扇子を膝の上に刺し、それを支えにしながらあごに手を当てて考えていた。 記録係りの「時間になりました」の声に、羽生名人はしばらく前傾姿勢で考え、その後「そっかあ」とつぶやきながら姿勢をただし▲6五歩と指した。 扇子で右手を支え、あごに手を当てて考える木村八段。動きはあまりない。