2008年8月29日の記事

2008年8月29日 (金)

080829168 158手目から168手目までの指し手
△8三銀▲4四角△4三金▲7二成桂△同 飛▲同銀成△同 銀▲6二角成△8二玉▲4一△6一銀打

粘る木村八段。決めに行く羽生名人。

控え室では、停電の心配をしている。

080829157 148手目から157手目までの指し手
△7四歩▲5六馬△8五歩▲同 銀△同 香▲3四馬△8二飛▲7八馬△2九龍▲6一銀

羽生名人の持ち時間を3分残していたが、この手の▲6一銀で1分使い、残り2分。対して木村八段は148手目の△7四歩のところで1分将棋に入ったようだ。

080829147 136手目から147手目までの指し手
△6三玉▲4一馬△7三玉▲7四馬△7二玉▲4七馬△7九龍▲7四桂△9二飛▲6二桂成△7三玉▲6三歩

137手目の▲4一馬から▲7四馬、▲4七馬がまるで稲妻のような馬の動き。今日の天気にぴったりである。147手目の▲4七馬をグリグリっと指す羽生名人。控え室では「かっこいいなぁ」の声。
147手目の▲6三歩の時、対局室の大きな窓一面から雷の光が入り込んできて、まるでドラマのような光景だった。雷は絶え間なく鳴り響いている。

080829138  130手目から135手目までの指し手
△6九龍▲3三歩△8三香▲3二歩成△同 金▲6六桂

「羽生さんが勝ちそうな雰囲気です」と藤井九段。後手玉は寄るのか寄らないのか。

080829129 117手目から129手までの指し手
▲1四成銀△5八歩成▲7七角△4八飛▲5四歩△同 金▲5六香△5七と▲5四香△同 玉▲5七金△7八飛成▲8八金

22時半頃の局面。残り時間はともに13分。

先程までは木村八段が粘っていたのだが、いつの間にか羽生名人が粘る展開になっているようだ。

080829116 106手目から116手目までの指し手
△5三金引▲4六歩△3四銀▲2一角成△2三銀▲3一馬△4二金▲2二銀△4三玉▲1三銀成△3四銀

22時頃の局面。残り時間は羽生名人23分、木村八段26分。
107手目の▲4六歩を指す羽生名人のテレビ画面に映る手つきは、グッと盤に押し付けるような感じだった。そして116手目の△3四銀を指す木村八段の駒音は「ピシッ!」と対局室の外にもハッキリと聞こえるほど、高かった。

080829105 99手目から105手目までの指し手
▲6六飛△5七歩▲6四飛△同 歩▲1二角△3三玉▲5五歩

21時半頃の局面。残り時間は羽生名人43分、木村八段36分。
99手目の▲6六飛は、20分考えて指された。101手目の▲6四飛は7分。対して後手の木村八段の指し手は早い。

08082998 91手目から98手目までの指し手
▲6四歩△同 角▲3五角△3二桂▲3四歩△同 玉▲6八角△3五歩

21時頃の局面。残り時間、羽生名人1時間3分、木村八段37分。この次の手を考慮中に、羽生名人の残り時間は1時間を切った。
94手目の△3二桂のところで、控え室では△3四金が検討されていた。本譜の△3二桂は「相手の読みをはずす手」のようだ。

少し前よりも遠ざかったものの、相変わらず外では雷がなり、光っている。雨音も強い。

08082990 81手目から90手までの指し手
▲2四銀△同 歩▲3三歩△4三金▲3六飛△3五歩▲5六飛△4五銀▲2六飛△3三玉

先手の飛車が右に左に行ったり来たり。84手目の△4三金など、後手は「相手の読みをはずす手」が多いようだ。先手が攻めきるのも大変、しかし後手が受け切るのも大変、との検討陣は評価。