大盤解説 対局場では大盤解説会が行われていました。午前は立会人の鈴木大介八段、衛星放送解説の久保利明八段、観戦記担当の高野秀行五段というプロ棋士3人の豪華版でした。鈴木八段「私は封じ手を▲4五銀と予想し対して△3三金なら悪形だからよし、と言っていたのです。しかし▲4九玉でも△3三金(図)と上がってくるとは。驚きました」久保八段「3三の金はここからどう使うのでしょうか。いい形になるのかな」 (現地の大盤解説。右から立会人の鈴木大介八段、衛星放送解説の久保利明八段、観戦記担当の高野秀行五段) (桜木)
2日目の朝食 2日目の朝食は和食でした。関係者一行は大広間でしたが両対局者はそれぞれ自室でとられました。渡辺竜王はしっかり食べたそうですが、佐藤二冠はあまり食べられなかったそうです。 (2日目の朝食) (桜木)
2日目午前のおやつ 10時に両対局者におやつが出されました。渡辺竜王がアイスコーヒー、ミネラルウォーター1本。佐藤二冠がホットコーヒー、ミネラルウォーター2本、フルーツの盛り合わせ(イチゴ、キウイ、梨)でした。 (渡辺竜王。アイスコーヒーと伊豆の天然水) (ホットコーヒーと伊豆の天然水2本。フルーツの盛り合わせは画像なし) (桜木)
2日目朝写真2 (佐藤二冠。田嶋三段の読み上げに合わせて1日目の指し手をたどり、封じ手の局面まで進む) (渡辺竜王) (長谷部九段が封じ手を開封する。封じ手は「▲4九玉」。渡辺竜王はすぐに着手した) (封じ手。渡辺竜王が赤いペンで矢印と符号を記入した) (桜木)
2日目朝写真1 (佐藤二冠が8時51分ころ先に入室した) (追って渡辺竜王が対局室へ) (一礼の後、上座の渡辺竜王が駒箱を開けて駒を取り出した) (渡辺竜王がまず王将を置く) (丁寧にゆっくりと駒を並べる両対局者) (桜木)
佐藤印の△3三金 渡辺竜王の封じ手は、前日に「単勝1.2倍から1.3倍」(鈴木八段)と言われていた▲4九玉。それに対する△3三金は「佐藤さんだからやるかもね。はははは」と冗談交じりで語られていた手でした。 (以下棋譜コメント欄から転載) △3三金。控え室に「いよいよ佐藤が来た」の雰囲気。「すごい手だ。しかし狙いがわからない(笑)」(鈴木八段)考えられるのは△5四歩▲同歩△4四金▲4五歩△5四金。こうなれば懸案だった3二の金を一気に中央へ持ってくることができる。「ただ実際には▲3九玉△5四歩▲同歩△4四金には▲5三歩成△同飛▲4五歩△5五歩▲4四歩△5六歩▲4三歩成で…これは怖いですよね」(鈴木八段) (烏)
2日目 朝 開始20分前の対局室は長谷部九段、鈴木八段の両立会人と記録の田嶋三段が入室しています。9時~10時までの衛星第2放送の竜王戦中継は国会中継のため中止になってしまったそうです。16時~18時、24時55分~25時10分のダイジェストは放送されます。 (2日目朝の対局場「玉樟園新井」玄関) (「玉樟園新井」は西伊豆の海岸沿いの土肥温泉にある) (烏)