珍しい▲2五歩 ここまでノータイムで指していた佐藤二冠でしたが、この手には30分以上費やしました。 図の▲2五歩は過去に実戦例が1局のみ(2週間ほど前に浦野七段が採用)の、非常に珍しい手。その将棋は△1三銀▲9八香と進んでいます。 立会い・解説の富岡英作八段は「部分的には以前から指されてはいますが、この形では珍しいですね。△3三銀ならスズメ刺し、△1三銀なら▲3八飛か、もしくは▲5八飛から5筋の歩を切る展開になりそうです。」 (烏)