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2023年7月18日 (火)

どちらが勝ちか

2023071880図は18時20分過ぎの局面。
局面は最終盤に突入しています。図から▲7四銀が「詰めろになっているのかどうかわからない」と屋敷九段。詰めろでないなら△2六香が詰めろで後手が勝勢に見えますが、後手玉もかなり追われるため、7八のと金を抜く手が生じる可能性もあって、後手勝ちとも言い切れません。最後の最後までもつれる大接戦になっています。

Img_1333 控室に差し入れられた新潟の名産、笹団子。

(八雲)

形勢難解で終盤へ

2023071866 図は17時10分過ぎの局面。残り時間は▲佐々木大57分、△藤井聡30分。
△8六歩に▲8八歩と受けるのは「先手が苦しそう」と屋敷九段。ただ、ここで先手にもいろいろな手が考えられるので、形勢はまだまだ難解で、いい勝負と見られています。両者の消費時間の差は30分を切りました。藤井棋聖は、ここにきてほとんど時間を消費せずに指し続けています。

Img_1268 藤井棋聖は終盤の入口でペースアップ。

Img_1108 佐々木七段は自分のペースを崩していない。

(八雲)

難解な中盤戦

2023071850図は16時20分過ぎの局面。中盤の難解な局面が続いています。控室の形勢判断はほぼ互角です。ただ、消費時間は少し差がついています。△9五歩を指したところで藤井棋聖の残り時間は33分、佐々木七段は1時間36分残しています。この1時間少々の差が終盤にどう影響するのでしょうか。

立会人の屋敷九段は、消費時間の差について「後手は手の方向性がはっきりしているので残り時間が少ないことは、それほど気にならないかもしれません。もちろん最終盤で詰む詰まないを読む時間はあったほうがいいですが、そこは藤井棋聖が得意とする分野ですので。むしろ先手のほうが、9筋の攻めは受からないので、どう対応していくか悩ましい局面です」と語っています。

Img_1321 高島屋の中庭。

(八雲)

にしかん なないろ野菜

藤井棋聖の昼食に使われていた「にしかん なないろ野菜」は、新潟市西蒲区の特産品です。岩室温泉にある観光施設「いわむろや」でも、地元野菜が販売されているので取材してきました。

Img_1198「いわむろや」では地場産品が販売されている。

Img_1199 地元産の野菜もいろいろ。

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Img_1203 夏に嬉しい小玉スイカも。

Img_1202 色とりどりのミニカボチャは飾り用として売られていた。

(八雲)

午後のおやつ

15時を回り、対局者におやつが運ばれました。注文は佐々木七段が「にいがた葡萄のフロマージュブラン」と「ホットコーヒー」、藤井棋聖が「アイスティ(アールグレイ・ストレート)」と「りんご100%ジュース」です。

20230718img_1329 佐々木七段の注文。

20230718img_1326 藤井棋聖の注文。

※写真は撮影用に注文したものです。
(八雲)

現地大盤解説会とお家芸

Img_1281 解説の佐藤紳哉七段、聞き手の宮宗紫野女流二段が登壇。

Img_1291 5分ほどのオープニングトークでお客様も温まったところで……。

Img_1288 宮宗女流二段から早くもフリが!

Img_1299 佐藤紳七段のお家芸が炸裂。会場から拍手喝采。

Img_1303 そして奇跡が。ヅラが飛んだらマイクも飛んで音声が出なくなった。

Img_1314「しょうがないから盤面を進めましょう」ということで解説が始まった。

(八雲)

高島屋

高島屋のロビーを紹介します。

Img_1166 高島屋のロビーは270年前に建てられた庄屋屋敷を使用。国登録有形文化財だ。

Img_1164 レトロ調の喫茶スペースも設けられている。

Img_1158 中庭に面した廊下には昔の電話機なども飾られている。

(八雲)

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